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冨士日記|Fuji Diary[NADiff Gallery]     冨士日記|Fuji Diary[Art Photo Tokyo]

家の友のための暦物語|The Calendar Story for the Family Friend
   彼女の権利−フランケンシュタインによるトルコ人、あるいは現代のプロメテウス|Her Rights: The Turk of Frankenstein, or The Modern Prometheus
                    家で待つ君のための暦物語|The Calendar Story for You Waiting at Home

           亡船記|Logbook of a Sea Goddess

往復朗読|Two Private Rooms

          詩集『そだつのをやめる』
  詩集『家で待つ君のための暦物語』
                        小説『フジミ楼蜂』

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NEWS

4/28発売の「現代詩手帖 2025年5月号 春の作品特集」にて、青柳菜摘「セルフシグネチャーズ」が載っています。

「署名することは傷つけること」として、トランプ大統領が就任日に大統領令にひたすら署名をするパフォーマンスをしたこと、グラフィティによるタギングなどから、折口信夫や中上健次が語っていた「うつほ」、神の衣服「うつはた」に穴を穿つこと...について書いています。

http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_3454.html

#現代詩手帖 #思潮社 #論考 #うつほ #タギング #署名 #大統領令 #折口信夫 #中上健次 #コンセプチュアルアート
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絶賛発売中の『わたしハ強ク・歌ウ』の刊行記念トークが公開されました...!
刷り上がったばかりのときで、まだ(わたしは)言葉をうんうん考えながら話していますが、フレッシュな話になっています。

本がどうやって作られたか?これまでの「装幀」とどう違うか?そもそも、小説を書くって?という具体的なところは、GWにめちゃくちゃ面白くなりそうなイベントを企画してます...!!!

https://www.youtube.com/watch?v=yUb6EHKlLck

📚

【趣旨】
執筆に3年、本にするのに1年をかけて、芥川賞作家・山下澄人の最新小説『わたしハ強ク・歌ウ』の単行本が完成しました。
「本になること」とは、どのようなことなのか? 本書の装幀や造本を担当した青柳菜摘と彼女が集めた製作チーム、そして山下は、わたしたちがあたりまえだと思っていることの一つ一つを疑いながら、小説について考え、本について考え、手を動かしてきました。
そうして出来上がった本書の刊行を記念し、山下と青柳のふたりが〈小説をつくる〉新たな試みを巡って語り合います。

【出演】
山下澄人(やました・すみと)
1966年、神戸市生まれ。富良野塾二期生。劇団FICTIONを主宰。2012年『緑のさる』(平凡社)で野間文芸新人賞、2017年『しんせかい』(新潮社)で芥川龍之介賞を受賞。他の著書に『ギッちょん』(文春文庫)、『砂漠ダンス』(河出文庫)、『コルバトントリ』(文藝春秋)、『ルンタ』(講談社)、『鳥の会議』(河出文庫)、『壁抜けの谷』(中央公論新社)、『ほしのこ』(文藝春秋)、『月の客』(集英社)、『君たちはしかし再び来い』(文藝春秋)、『おれに聞くの?――異端文学者による人生相談』(平凡社)、『FICTION』(新潮社)がある。

青柳菜摘(あおやぎ・なつみ)
1990年、東京都生まれ。同時代芸術のアーティストとして、経験の記述化をめぐってタイムベースト・メディアの可能性を探究している。2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。近年の活動に個展「亡船記」(十和田市現代美術館)、「ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ」展(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC])、オンラインプロジェクト「往復朗読」(2020-継続中)、「第10回 恵比寿映像祭」(東京都写真美術館)など。詩集『そだつのをやめる』(thoasa)が第28回中原中也賞受賞、2024年に第三詩集『亡船記』(thoasa)刊行。コ本や honkbooks主宰。

山田悠太朗(やまだ・ゆうたろう)
1992年北海道生まれ。2018年東京藝術大学大学院美術研究科修了。同年よりデザイン事務所にて勤務、2024年独立。文化施設や展覧会等のビジュアルアイデンティティの開発・作品集や書籍の装丁などにおいて、自身の筆致や特定の場所におけるフロッタージュなどの絵画的要素を活用したグラフィックデザインを行う。
また、日常生活やフィールドワークの中で、路上で車に潰された缶・朽ちた木材・コンクリート片などをはじめとした多様な不用品を収拾し、それらを支持体とした絵画の制作を並行している。収拾した場所の周辺リサーチやマテリアルなどの諸条件を踏まえて、描くモチーフを決定する。
主なグループ展に「ストレンジャーによろしく」(石川、2021)、「Flatways」(centre project、2022)、「うららか絵画祭」(東京、2023)、「ファインディング・ファンタスティック・ファンデーション」(東京、2025)などがある。

◎司会=河出書房新社・岩本
◎飛び入り出演=山田悠太朗(グラフィックデザイナー、アーティスト)

日時 : 2025年3月28日(金)19:00〜
会場 : 河出書房新社 会議室

【主催・問い合わせ先】
河出書房新社、コ本や honkbooks、山下澄人

#山下澄人 #青柳菜摘 #わたしハ強ク歌ウ #芥川賞作家 #文学イベント #書籍デザイン #現代文学 #河出書房新社 #山田悠太朗 #装幀 #本づくり#出版記念
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3/28発売の「現代詩手帖 2025年4月号 特集 モダニズム詩再考」で、青柳菜摘が「セルフストリーミング」を寄稿しています。

日本のラジオ放送が始まってなんと今日(3/22)で100年...!
NHKでも放送100年の特集などが組まれていますが、今回の連載では「放送」ということを皮切りに、移行しつつある「ストリーミング」という形式を、「時差」として捉えることから語っています。

メカスが「映画はまもなく、詩を書くように簡単に、しかも安く作れるようになるだろう。」と言ったように、Youtuberや配信者がストリーミングし続ける現在にどう時差をみつめるか、というところ。

#現代詩手帖 #ジョナスメカス #jonasmekas #ストリーミング #セルフサービス #放送100年 #時差 #streaming #論考
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岩手県の日本現代詩歌文学館にて2025年3月11日〜2026年3月8日まで開催される「ペットと詩歌」展に、青柳菜摘が揮毫作品を寄せています。

ウェブからも展示物が見られます!
朗読はこれから録音しますのでお楽しみに...!

https://www.shiikabun.jp/exhibition/detail/1688.html#

#岩手県 #日本現代詩歌文学館 #詩歌 #揮毫 #朗読 #ペットと
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🐲4/26から始まる「ゴジラ・THE・アート展」に、青柳菜摘が新作を出します...!

1954年に公開された「ゴジラ」は、"バッド"で"ビッグ"なのと同時に、古来からある神話的な龍神/海神としていまもなお愛されているのではないでしょうか。

テレビの本放送が始まったのは、ゴジラ公開1年前の1953年。
「テレビニュース/報道」の歴史と重ねながら、「きょう」を報道する作品を作ります。

お楽しみに...!

〜.〜.〜.〜.〜

ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展

会期:2025年4月26日(土)〜6月29日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
https://godzillatheart.com/exhibition/

#ゴジラ #godzilla #森アーツセンターギャラリー #moriartcentergallery #godzillatheart #龍神 #龍 #報道 #テレビニュース #きょう
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2/28発売の「現代詩手帖 2025年3月号 特集 海外詩の前線 文学レジデンシーを通じて」に、青柳菜摘「セルフビーイング 2」が掲載されてます。

メアリ・シェリーは「怪物」であり、『フランケンシュタイン』にはあるべくした「人間」の成長譚が描かれていると捉え、アラスター・グレイ『哀れなるものたち』でヴィクトリア・マッキャンドルスが書いた「愛の経済」を引用しながら書いてます。
科学、医学を通して、性、人間を知ること。

文学レジデンシーといえば、わたしが初めてAIRに参加したのが2018年、スコットランドにあるHospitalfieldでした。
アーティストが集まる期間に行ったのだけど、ここはもともとウォルター・スコットが『好古家』に登場する場所のモデルにしていたり、文学者たちにとって歴史ある施設で。
アラスター・グレイもここに滞在していたことがあると知って『ラナーク』を読んだのでした。

Hospitalfieldに行くことが決まってから詩の依頼があり、滞在を経て初めて詩を作ったので感慨深いです。。

三田文学にのってる「Knockwinnock」がその詩で、ウォルター・スコットが1816年に出版した『好古家』(貝瀬英夫訳、朝日出版社)に登場する城の名前からとっていた。
お城と対照的に描かれていた「Monkbarns」が、Hospitalfieldをモデルにしている。

#現代詩手帖 #詩 #論考 #maryshelley #arasdairgray #フランケンシュタイン #哀れなるものたち #セルフインプロヴィゼーション
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1/28発売の「現代詩手帖 2025年2月号 特集 新川和江、詩に生きて」に、青柳菜摘「セルフビーイング 1」が掲載されてます。

今回は長くなってしまい前後編に...
ベンヤミンの「歴史の概念について(歴史哲学テーゼ)」から、自動チェス人形トルコ人のなかにいる"傴僂の小人"、その見えない存在がなんなのかを、初音ミクの消失に触れながら、メアリ・シェリーが描いたフランケンシュタインの怪物という存在にせまろうと思っています。
後半では、『哀れなるものたち』のアラスター・グレイのことももっと書きたい。

http://www.shichosha.co.jp/gendaishitecho/item_3409.html

#現代詩手帖 #論考 #セルフ #self #セルフビーイング #selfbeing
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森美術館ショップの冬休み企画:「ルイーズ・ブルジョワ展」を読み解くためのおすすめ本で、青柳菜摘『そだつのをやめる』をご紹介いただいてます...!
うれしい

https://www.mori.art.museum/jp/news/2025/01/7712/index.html

#森美術館 #ルイーズブルジョワ #moriartmuseum #louisebourgeois #詩集 #poem #そだつのをやめる #本の紹介
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ウェブ版美術手帖にて、詩集を紹介する記事を書きました。
6選の予定が9選に!
その詩人が生きた時代背景も含めて読んでみたいもの、「本」というメディアについて考えられるもの、「詩集」として捉えるべきもの、なるべく多くの視点から紹介してみたので、ぜひ年末に読んでみてください。
(有料ですが...!)
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/30039

📚

・パーシー・ビッシュ・シェリー『シェリー詩集』上田和夫訳(新潮文庫、1980年)
・谷川俊太郎『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』(青土社、1975年)
・カニエ・ナハ『メノト』(私家版、2021年)『メノト ヴィネット』(私家版、2022年)『メノト グリッド』(私家版、2024年)
・萩原朔太郎『詩集 月に吠える』(精選 名著復刻全集 近代文学館、日本近代文学館、1969年)
・シルヴィア・プラス『シルヴィア・プラス詩集』吉原幸子・皆見昭訳(土曜社、2023年)
・蜂飼耳『隠す葉』(思潮社、2007年)
・マーク・マンダース「マーク・マンダースの不在」(東京都現代美術館、2021年)

#美術手帖 #bijutsutecho #artmagazine #poemcollection #詩集 #本の紹介 #PercyByssheShelley #谷川俊太郎 #カニエナハ #萩原朔太郎 #SylviaPlath #蜂飼耳 #MarkManders
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12/27発売の「現代詩手帖 2025年1月号 現代日本詩集2025」に、青柳菜摘「セルフドライビング」が載っています。

「自動車」がその名の通り「オートモービル」になりつつあるということから、国土交通省で「自動運転インフラ検討会」が今年行われたこと、
住宅研究者・エンジニア、コーウィン・ウィルソンが小説として「移動住宅」を提案した話、それからマイク・ケリーの《Mobile Homestead》のことを書きました。

#現代詩手帖 #連載 #セルフ #self #セルフドライビング #selfdriving #mikekelley #automobile #移動住宅
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11/28発売の「現代詩手帖 2024年12月号 現代詩年鑑2025」にて、青柳菜摘「窓神楽」が掲載されています!

Tokyo Dialogueで上田良さんと写真と詩でコラボレーションしたときに作った5篇から、1篇を選んでくれました。

少女が鳶職人の格好をして練り歩く「手古舞」のことと、都市が作られる/壊すことについて考えて作った1篇です。

#現代詩手帖 #詩 #poem #手古舞 #tokyodialogue2024
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中原中也賞受賞後第一作
青柳菜摘の新詩集が出ます。

『亡船記』
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2024年11月末刊行予定
未発表詩篇を含む22篇、136頁
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃

〈新地登記簿〉
 新木
 新砂
 夢島
 貯木
 若洲

〈ぼくは戦争を手に入れた〉
 ぼくは戦争を手に入れた
 グー眠る
 san kaku no suki ma
 母の母の母の日記

〈仮語仮国仮名仮体〉
 鳥に鳥の名を
 仮語
 タイワン
 サーカス学部新設のお知らせ

〈亡船記〉
 文船
 灯船
 望船
 塩船
 蝶船
 眠船
 消船
 峰船
 方船
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃

装幀: 柳川智之 @vorbildurbild
企画編集: 和田信太郎
制作進行: 中島百合絵
印刷: 山田写真製版所
発行: thoasa @honkbooks
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You can read my 5 poems in English!

青柳菜摘『そだつのをやめる』から4篇と、磯崎さんへの追悼文として書いた「翁の後髭」を、コーリーさん @cmiwcmiwcmiw に英訳していただき、ワシントンの出版社Sublunary Editions @sublunaryeditions のマガジンFirmamentに掲載されました。

挑戦的な英訳をしてもらい嬉しい限りです。ぜひ読んでください!

https://sublunaryeditions.com/magazine/five-poems-by-natsumi-aoyagi
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